本当は、今ツアーの参加はZepp Sapporoで最後の予定だったんですが、耐えかねて今日のJ:COMホール公演も行ってきました。開演前の緊張には全然慣れませんね。10分前、5分前と開演が近づくにつれて、胸がぎゅっと締め付けられるようで、ドキドキして落ち着かなくて。今日で私にとってのツアーが本当に終わってしまうこと、一旦始まったら途中で止めることはできない、確実に終わりが来てしまう、ということが怖くて、すごく緊張したまま開演を迎えました。
今回は1階上手最後列で、今までで一番遠かったけど……一番感激したライブでした。これまで運良く近い場所で観させていただく機会が多かったんですが、俯瞰して観ることで却って「岡村ちゃんは本当にみんなのために歌い、みんなのために踊り、みんなに愛を届けてくれていたんだなあ」って気づけたというか。今まで「こっちを見てくれた」「指を指してくれた」とか、そういうことにばかり目が行ってたけど、物理的に指を指したかどうか・こちらを見たかどうかなんて関係ないことだったんだなって。岡村ちゃんは本当に"全員"に向かって歌ってくれているんだなって感じられた公演でした。
特に感激したのが、新潟公演から歌っているユーミンの「A Happy New Year」。今回はギターの弾き語りコーナーがあったのですが(昨年の公演では観られなかったので嬉しかった！)、「今年もたくさんいいことがあなたにあるように」であなたに、あなたに、あなたに……と指を指していて、ああ、本当にみんなに、ここにいるベイベ(あるいはここにいないベイベも含め)みんなに言ってくれてるんだなあってなんとなく思って……その祈りのあたたかさに涙が出ました。大好きな人が自分の幸せを祈ってくれている、というこの上ない幸福。新年早々DATEをやってくれて観に来られているという時点で凄まじい幸福なのに、さらに大好きな人が「この一年、あなたにいいことがあるように」と祈ってくれるなんて！こんなに幸せなことがあって良いのでしょうか。年始から続く大変な出来事も踏まえての選曲なのだと思うし、被災した方々が直面している苦しさを思うと、本当につらくやるせない気持ちになりますが……岡村ちゃんにも、バンドの皆さんにも、スタッフさんにも、他のベイベさんにも、今年一年、少しでも多くの、できればありあまるほどの幸福が訪れますように……と祈りながら会場を後にしました。DATEが終わるのが本当に惜しくて、ビバナミダの最中も、Aメロ……Bメロ……と曲が進むのが楽しいのに恐ろしくもあり、「うう〜終わらないで！！」と何度も思ったし、終演後も「ここから出たら全部終わってしまう」と思うと本当に去りがたくて、会場の隅でしばらくじっと項垂れていましたが。。でも、生きていればまた会えますものね。今日のこの感動や嬉しい気持ちを忘れないように、大事に大事に育み愛したいと思います。
今日は本当に、「良い音楽・良いパフォーマンスに腐心すること」を真に体現するアーティスト・岡村靖幸を、生涯掛けて応援しようと心から思ったDATEでした。4箇所行ったけど、岡村ちゃんのライブはいつどの公演も最高だったな。その影でどれほどの鍛錬を重ねているのか……その真摯さを思うと、信じられないような気持ちになります。自分ももっと色んなこと頑張ろう、ちゃんと働いてまた会いに来ようって励まされました。ああ……今日は本当に来られてよかった。岡村ちゃんに出会えて、岡村ちゃんを好きになれてほんとにほんとにほんとによかったです。心の底からそう思います。最高に素敵なDATEをありがとうございました。このまま無事千秋楽まで駆け抜けられますように。そして岡村ちゃんに関わる全ての人にたくさんの幸福が訪れますように！
これからDATEに行かれる方、ぜひ楽しんで来てくださいね☺️では……家に帰るまでがDATEですから、まずは今宵の宿を目指します。最後までお読みいただき、ありがとうございました！
