Buddha's Face Sandwich

喰う寝る遊ぶ

恥をかく覚悟を持たねばならない

・土日は地元たる札幌に帰ってました。映画「セッション」のリバイバル上映があったのでそれを観に。あと岡村ちゃんが激推ししてた「リトル・リチャード」も。バス内含め、週末だけで7本くらい映画観ましたね。2日で5本も映画館で観ると、めっちゃ疲れる上にずっと映画館にいる錯覚に陥るんだな~と分かりました。まあ、それは事実っちゃ事実なんだけど……。定期的に外に出てるのに、劇場に入った時の「さっきも来たな」感がすごかったというか。話混ざるとかはないけど、なんかもったいない感じ。次はうまく時間配分したいけど、都会でしかやらない映画も結構あるから、なかなか難しい。まあ目的は果たせてよかったです。HSPの人って絶対セッション観れなさそう。一生怒鳴られてたけど、ラストシーンのカタルシスはすごいですね。*1リトル・リチャードは、凄く今更だけど「あ、BAWDIESが好きだったのはリトル・リチャードが活躍した時代の音楽だったんだなあ」と思いましたね。私の音楽の入り口は、BUMP、セカオワTHE BAWDIESだったので……。当時も本人たちは「50's ロックンロールが好き」的なことは言ってたはずで、少しは聴いてみたような気もするんだけど、あまりピンと来なくて。でも今回は素直に「めっちゃかっこいいな~」と思いましたね。魂を感じる歌声で。でもあの時代にゲイの黒人として生きるのは相当苦悩しただろうし、悔しい思いもたくさんしたんだろうなって。かなり年取ってからではあったけど、ちゃんと評価されてよかったなあとしみじみ思いました。ただ、他の海外映画観てる時もそうだけど「神は自分を救ってくれるのか」って切実に悩む気持ちを真に理解するのは、日本的な感覚で生きてる身としてはなかなか難しいなあといつも思います。

・映画で力尽きて、行きたかったクラブイベントに行けず心残り。「疲れたからやめとこう」と決断できるのは大人仕草だけど、でも明日には死んでるかもしれないし。ご飯もそう、「節約中だからやめとこう」と決められるのは理性的だけど、でも明日には死んでるかもしれない。いつ死ぬか分からないからお金を貯めておかなきゃいけないし、いつ死ぬか分からないから美味しい物を食べておいた方が良い。どうしたらいいんだろ?まあ、死んだら経験もすべて無になるし、無念とかって気持ちもなくなるんだとすれば、やり残したことがあっても別に問題ないといえば問題ないんだけど。でもせっかくの人生、喜びはたくさん欲しいよねえ。とりあえず今死んだら寿司食べた過ぎて化けて出ると思う、寿司屋に。ずっと寿司食べたがってる。

・なんか都会って(主に食べ物の)誘惑が多すぎて困るな~と思いました。今日のお昼、どこもかしこも並んでて、亡霊のような足取りで気になっていたパン屋「BOUL'ANGE」に向かい、クロワッサンと塩パンといちじくとくるみとクリームチーズのパンを食べました。ちょっとお高いパン屋ではあまり凝った惣菜パンは食べないようにしてるので、シンプルめのセレクト。これは「具載せたら小麦の味が殺されるのでは」という懸念からだけど、まあ変にこだわらず好きなもの食べた方がいいとは思っています。くるみとクリームチーズと何かの実、というパンは定番だと思うんだけど、これはいちじくが結構ごろっと入っていて、おいしかったですね。いちじくって生だとあんまり美味しさわかんなくないですか?それほど甘いでもない、酸っぱいでもない……。おしゃれな木の実の味はするけど、おやつとして食べるにはおしゃれすぎる感じ。カラスの実の方がまだ正統派に甘い。そのような印象を抱いていたけど、焼いたら甘味が増して(?)おいしかったです。でも小麦の旨味みたいなものはDONQのパンの方が強いような気がしたなあ。DONQのコーンパンが食べたい。クロワッサンはパリパリでおいしかったけど、PAULの方がもっとパリパリだったような気がする。でもPAULは店員さんがうっすら怖いんだよなあ。あと、あの重たいガラス戸を開けるのが緊張する。眺めてやっぱやめる、というのがなんとなくしづらいし。

 

気になってたBOUL'ANGEのパンたち。うまかった~

・映画観た後時間余ったのでどんぐり眺めに行ったんだけど、うまそうなパンがありすぎて「わ~夜ご飯にどうかな……でも昼パン食べたしな……」と思ってやめて、いつもわくわく広場で売ってて高頻度で買うチキンビリヤニを買って帰ってきました。「わくわく広場」、謎すぎませんか?あれどこの誰がやってるの?そしていつもそんなに賑わってない割に美味しそうなお弁当がまあまああって、個人的な穴場と化してるんだけど……。チキンビリヤニ、おいしいのでみなさんもぜひ食べてみてほしいです。ちゃんとバスマティライス?なので。でもコンビニのカルボナーラ食べたいな~*2とも思ってたし、ずっと寿司も食べたいし、バターチキンカレーも食べたいし、聘珍楼の謎の激デカ肉まんも食べたかった*3。自分、現世というか食に未練ありすぎて成仏できなさそう。あとフルーツケーキファクトリーのタルトを買って帰ろうとしたら、1ピース800円くらいして、こんなん叶姉妹しか食べられないじゃんか、と思って逃げ帰ってきた。

・自分の最近の野望は(喧伝できる範囲では)「何かで有名になって岡村ちゃんと対談すること」なんですけど、何で有名になるかまだ決めてないから、結局まだスタートラインにも立ててないぞ、と気づき。アホみたいに映画観ている場合ではない。自分には何ができるのかなあ。岡村ちゃんも「やりたいこと全部やってみようと思った。まず可能性が低そうなことから始めた」って言ってたから……倣ってみるかね。って、ずっと言ってるんだけどね、音楽作ってみようかなとかMix録ろうかなとか。DAW買うお金ない→とりあえず映画観る 曲買うお金ない→とりあえず映画観る ってなってるだけでね。逃げだね。大体曲買うお金くらいはあるしね。こんなこと言ってちゃ一生何にもできないので、とりあえずボーナスで……買い揃え……るかなあ……うーん……でもMixはまず録ろう、なんでもいいから。まず触ってみようと思う。

・自分には結局のところ文章しかないのではないかとも思ってるけど、言うほど面白い話や魅力的な文章が書けているとも思わず、難しい。「文章は誰が書いても個性が出て面白い」という思想は変わってないけど、ビジネスとして書くとなると話が違ってくる。ビジネスで本を出すなら、おそらく共感を集めないといけないでしょう。会社員らしい愚痴や、若い女らしい恋愛や、主婦らしい子の成長への喜びやなんやかんや……世間に広く響く事柄を書ければいいけど、仕事はつらくないしちゃんとした恋もしてないし主婦でもない。ある意味だらりんと生きている人たちの琴線には触れるかもしれないけど、だらりんとしている人たちはブログなぞ(本になったとして、本なぞ)読むんだろうか……。人によるだろうけど。諸々鍛錬が必要だけど、しかしどうやって鍛錬すればいいのか?

・ちょっと前までは「フォロワーを担う人も大事」論者だったし、今もそう思うけど、でもフォロワーのままでは好きな人に知ってすらもらえないなら、頑張るしかあるめえよ。と思っているけど、「何者にもなれない人生を早く受け入れなさいよ」VS「自分を信じる気持ちを捨てたら終わりだよ」の戦いも起きている。しかし言えるのは、とにかく受け身のままブログでたらたら書いていてもしょうがないということ。何をするにも、方針を決めて、どんな手段でもまず世に広く発表することが大事だと思う。自分がやっていることを。恥をかく覚悟を持たないといけない。今、自分に一番足りないのはそれだと思う。早く救われたい。

*1:人生で初めて適切に『カタルシス』という言葉を使えて、少し嬉しい

*2:めっちゃ振ったらうまいってネットで話題になってたやつ、ずっと試したいと思っている

*3:知らなかったけど、中華街にお店があるんですね