Buddha's Face Sandwich

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「もっと学園祭の王子様」の話を聞いてください

テニプリのDS版乙女ゲーム「もっと学園祭の王子様」を買ってしまいました。以下に感想を書きます。テニプリファンの友だちがいないのと彼氏(テニプリ好き)には話せない内容なのでここに書かせてください。

  • 真田、堅物すぎる。真田ルートに限っては真田の厳しさが主人公との触れ合いによって段々緩んでいく様を楽しむのが目的(?)なんだろうけど、恋愛における真田があまりにもポンコツすぎてフォロー入れてくれた仁王とかに気持ちが行ってしまいそうになるくらいだった。てか仁王そんなに好感度上げてないけどうちのこと好きなの?と思うくらいいい奴だった。ていうか恋愛以前に自分の主張を曲げないことに頑なになりすぎててコミュニケーションに支障があるくらいだったので、ぶっちゃけ真田は話してて疲れた……。顔も声もかっこいいけど付き合う対象ではないなという感じ(アニメもリアリティを持って捉えるのが趣味なので何も突っ込まないでください……中学生の時点で付き合う対象ではないけど……)。
  • 反面、白石は一挙手一投足がモテ男仕草……。会話に対する返答?はランダムみたいなのでたまたま私が外ればっかり引いてただけなのかもしれないけど、真田は「今忙しいんで後にして」って言ってくる率がかなり高かった一方で、白石には1回振られただけだった。その時点でかなり「白石コミュ力高いな」という感じだったけど、さらっと好意があることを会話で伝えてきたり、「デートしよう」ってすんなり言ってくるあたり、モテ男や……って感じだった。顔も声も実力もあって性格も良いって本当にずるい。「割とポッと出の白石のグッズ化等が多いのは気に食わん」みたいなコメントを見たことがあったんだけど、気持ちは分かるもののあんなスーパーマンじゃそりゃみんな好きになるよ……って感じ。キャラソンも良い曲&歌上手だしね。ただ名前の設定をミスって物凄い不自然だったので(名前を呼んでくれる機能付き)、また名前変えてもう一回やろうと思う。白石ルートは激甘なので落ち込んだら定期的にやりたい……。
  • キャラがデートに誘ってくれる時電話かけてくれるんだけど、「じゃあ、明日楽しみにしてるね。おやすみ」的なコメントをしてくれて、推しに言われる「おやすみ」の破壊力が凄すぎて2回くらい死んだ。白石は「おやすみ」に楽しみ感がこもってて、声優さんってマジ凄いな……って感じだった。DS版には台詞を好きな時に再生する機能がないので(これないのマジで惜しすぎる)、耳に焼き付けるしかない……。
  • 阿久津っていうヤンキーキャラがいるんだけど、うち阿久津の手懐け方が上手すぎて推しじゃないのに好感度上がっちゃって困った。檀くんも可愛かったけど、檀くんに「好きです」とか言われて「私も好きよ」とか返す主人公が見たくなくて攻略する気になれない……。3年生勢が中学生とは思えない風貌してる人ばかりだから1年生勢が物凄い年下に見えて、なんか悪いことしてる気分になるんだよなあ……。設定上は2歳しか離れてないことになってるんだけど……。
  • 正直言って真田の恋愛におけるトンチンカンぶり、「モテ男と付き合ったらいちいち『そこから?』みたいなことを説明しなくて済むんだな……」という薄々わかっていた事実らしきことを白石ルートで再認識してしまったので、なんというかそういう辛さが生じている。真田が「付き合うのはナシ」になったのも、海デートに部員を連れてきたからで……いや、本当は2人だけがよかったけど恥ずかしくてダメだった……というのはわかるんだけど、2人か複数人かは事前に言えやという気も……。なんというかこの人と付き合うとその後のそういう齟齬に関していちいち説明しなきゃいけないんだろうなというのが浮かんでしまってダメだった。リアルに考えすぎですが……
  • 浮気する人の気持ちが分からないんで何を求めて浮気してるのかによると思いますけど、「たぶんお互い好きだけどまだ付き合ってない時期が一番ドキドキして楽しい」みたいな言説はまあわかるなと思っていて、浮気する人がそういうのを求めてるんだとしたら、人間じゃなくて恋愛シミュレーションゲームをやった方が後腐れなくて良いのでは……と思うくらい良いゲームだなと感じてます。まあその辺は人によると思いますが、恋愛って甘いだけでも酸っぱいだけでもつまんなくないですか?酸いも甘いも揃って恋愛は楽しいんだと思っていて、だから苦い経験というか「こんな腹立つことがあって~」みたいなこともアクセントになってよいと思うんですが、かといってそればっかりだとつまんないじゃないですか。でも長く付き合ってるとやっぱマンネリもしてくるし、最初みたいなドキドキは減ってくる。かといってドキドキを求めて浮気したり別れて誰かと関係を再構築するのは面倒だしリスキーだなって思うんですよね。だから乙女ゲーで恋愛の甘さを補給すれば、多少マンネリしてきて「酸い」要素が強くなっても耐えられるんじゃなかろうか……と思いました。まあ試してないんで、「人生における酸いと甘いの総量」が問題なのではなく「誰とどのような経験をしたか(そのバランス)」が問題なのかもしれないし、キャラと恋人とを比べてしまったりキャラに予想以上に熱を上げてしまう可能性もあるし、ちょっとわかりませんが。まあでも疑似恋愛としての恋愛シミュレーションゲームはちょっと寂しいかなとは思いますね。やっぱ現実にデートはできないわけだし……。恋人がいると肉体的な充足感は補えるので、恋人+恋愛シミュレーションゲームが一番生活を豊かにする気がします(恋愛面においては)。

ていう感じでした。モテる人はモテるだけの理由がある……。ていうか表現の自由論争で「現実と空想の区別がついてないやつ」みたいな話出るけど、うちですわね……画面から彼らが出てこないことは分かってますからね……まあでも白石は一緒に雨宿りしてたらシャンプーのメーカー聞いてくるから普通にキモいところもあります。でもそれを上回るモテ男性……いや、でも好きじゃなかったらあんなに押せ押せだと迷惑だけど……難しいですね。またほかのキャラ攻略してたまらなくなったら書きます……眠いので寝ます、おやすみなさい……