Buddha's Face Sandwich

喰う寝る遊ぶ

解き放たれたい

前回の記事で下まつ毛の逆さまつ毛に悩んでいる話をした。あの時はホットビューラーと毛抜きによる多少の間引きでなんとかなったんだけど、今朝になってまた短い毛たちが刺さり始めていることに気づき、いてもたってもいられず良い毛抜きを仕入れてきた。これがあまりにも良くてびっくりしたので紹介したい。

これです。アマゾンランキング1位・6000レビュー以上の名は伊達ではない!さすが貝印。下まつ毛の細くてささやかな毛もするする抜ける!あまりにもすごすぎて、特に症状が酷かった左目の目頭~中央の下まつ毛がほぼなくなってしまった(良いのか?)。まあ実際全部刺さってたと思うからしょうがないんだけど、若干人相が変わるほどに取りこぼしなく抜ける。やっぱりダイソーではだめなんだなと思った。アジア圏の人が日本製品爆買いして行く気持ちがなんとなくわかった。こんなに良いものなら家族にも使わせてあげたい(私の家族は毛抜きに困っていないだろうけど)。アマゾンだと500円くらいだし、ドラストでも700円くらいで買えると思うので、良い毛抜きに巡り合えず嘆いている方はぜひ。ちなみに無駄足を踏みたくなかったので近所の店に在庫確認してから行ったんだけど、田舎なのにどこの店も思いのほか品ぞろえが良くてびっくりした。世の中にはこんなに毛抜き需要があったんだなとしみじみ。

・全然話変わるんだけど。友だちがインスタにプロポーズされた動画を挙げてて、うっすら落ち込んでいる(本当に話変わりすぎ)。全然それ自体は㊗って感じだし恨めしいとかそういうことではないんだけど、結局自分はそういう「当たり前」の幸福に向かって歩けないんだなあ、なんでこうなっちゃってんだろ?みたいな。岡村ちゃんに狂ったから、というのはまああるんだけど、引き返そうとすればいつだって引き返せたし、今も引き返せるんだろうよ。でも到底そうはできない気持ちで、だけどそういう当たり前の幸せも得たい。いや、「当たり前の幸せを得て安心したい」の方が近い。別に、結婚したいとはさらさら思ってない。だけどレールに乗りたい。親の気持ちじゃないけど、「は~片付いた、安心安心」って、自分に対して思いたい、例えそこからまた新たなレールに乗る/乗らないの戦いが始まるのだとしても……。

・自分は、素敵にプロポーズしてもらえる立場にないのだということもちょっと悲しい。今は何もかもが半端な状態だけど、もう新たに恋をしようとかそういう気にもなれない。職場にいると「女に対して『女』であること以外何も求めていない人っているんだな」と思うから、新たに恋を探すということは、そういう人たちとも付き合っていかねばならんということだ……と思うと、大変気が滅入る。そもそも友達付き合いも結構しんどくなってきているし。人間同士だから、超楽しい日もあれば「今日は波長が合わなかったな」って日もあるでしょう。私はとりわけ遠くから出てきてるから、楽しみにしていればしているほど、波長が合わなかった日のがっかり感・つらさがでかくて。みんな仕事してるから気軽に会えないことも増えたし(しょうがないことと分かりつつ)、最近はもう友だちに会うことを期待しないというか、自分から誘ってまで会うのはやめようかなという気にもなっていて。今まで会いすぎだったんだろうなと思うし。でも、そうなっていくと本当に人と触れ合う機会がなくなるし、自分にはもう話ができる相手がブログしかいない(しかもそれは双方向コミュニケーションではない)というつらい状況になってきている。社会人、どうやって人生過ごしているの?結婚というのは、恒常的に話し相手を確保する手段でもあるのかもしれない。素敵なプロポーズができなくても楽しく話してくれる相手ならそれが一番だよなあ、とも思うけど、人並みに若い女だからインスタ見て落ち込むこともある。インスタはクソ。ガルちゃんの方がまだマシ。

・恋も性欲もなかったら世界はどうなっていたんだろう。生きやすいような気もするし、つまらないような気もする。岡村ちゃんは曲を書いていなかったかも。というか、多くの創作が失われていたかも。性欲、邪魔なんだよな。邪魔だけどそういう感情の動きすら邪魔だと思い始めたら人生終わりな気がする。そもそも生きてることなんて全部無駄だけど、自分の些細な感情の動き(それが自発的なものでも、何かに影響を受けたものだとしても)すら大事にできなくなっていくなら、本格的に生きている意味なんてなくなる気がする。

・これから人生どうなるのか分からないけど、何十年も女という性でずっと色んなこと考えながら生きていかないといけないなんてしんどいなと思う。ずっと責められてる気分だけど、責めてるのは自分だ。もっと解き放たれたい。ひとりの人間のまま、奔放に生きたい。それがとても難しい。