Buddha's Face Sandwich

喰う寝る遊ぶ

20170210:ベルサイユのばら

こんばんはほとけです。今日は久々に学校に行ってきました。つかれた、、、

先生に用事があったのと、友だちに漫画を借りるためと、目的はいろいろあったのですが、すごくつかれた、合法的に学校行かなくていい身ではあるものの、しばらく学校に行かないって結構賭けだな、と思った、一度離れた場所にもう一度馴染むのってかなりキツい、ずっと行っている人間にはわからない恐怖だったり、そういうものを、感じました、廊下をコートのまま歩いてて「あっそういえばみんな普通に学校か!」と思って、しまった~~って感じだった、なんかもう~~かつては安寧の地であった図書室でさえも今はなんとなく居づらさの残る土地だった、でも読めてなかったダ・ヴィンチ読めてよかった、やましげの結婚後の話読めてよかった

あと今日はコートもマフラーもいつもと違うものを着て行ったんですけど、ついでに前髪も切ったしコンタクトだったし、なので、普段あんまり喋らない同級生とかに会うと、「あれ、誰だろう」という顔はみんなするんだけど、「なんだほとけか~~」とならないまま通り過ぎてしまうし、わたしも声を掛けないので、えっ転校生?みたいな空気のまま過ぎ去った、でもあんまりこういう「気づかれなくてさ~」の話をすると、先日お遊びした友だちの「わたし変わったかな???ねえ変わったかな????」のゴリ押しと同じ空気を醸す気がするので、それもあまり言えずにいる、でもたぶんいざ卒業式だ、答辞だ、と言ってわたしが壇に上がってもたぶん(えっあれ誰?)ってなる人かなりいると思う、5分の2はいる、おかんが今ラジオを聞いているんだけど無音じゃないと文章をうまく組み立てられない、BGMガンガンかけて読んでいただけると違和感なく読めるかと思います

しかし3年生がいない学校の1・2年生ののびのび感凄まじいですね、いいぞおまえら、もうこの高校の天下はおまえらのものだ!飲めや歌えやだ!ウオー!不良映画「青い春」がむちゃくちゃすきなので、番長になりたかったなと思う人生でした、まあ今も似たようなもんか、違うか、うーん

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今朝は朝ご飯のっつり食べ過ぎてお昼を食べ損ねていたので、近所のスーパーでおにぎりセットを買って食べました。天むすは高いからいつも食べられなくて(だって1個で200円?とかするんだもの、おいしいんだけど)、いつも1本120円の細巻とかばっかり食べていた、選択肢にサーモンがある日は当たり、天むすはブルジョワ階級の食べ物だった、おそらく高校最後であろうスーパーでの買い食いは天むすで終わりました、出世した気分

しかしこの段になると何をするにも最後感が漂ってもの悲しさから逃げられませんね、わたしは今の高校生活を「楽しかった」「いいものだった」という認識でなんとなく終わらせたくなくて、無論いいものだったと思えた方がいいのだけれど、なんだか、俺はまだ認めねえ、認めねえかんな、的な(喧嘩強い主人公が殴りこんできて負けるんだけどそれを認めたくない、そこのシマ仕切ってたボス、弱い、みたいな台詞)、そんな感じで、どうにもこう、『高校生活最後』に対して感傷的になりたくなくて、だからそのもの悲しさを演出してくるおにぎりや今はもう学校にいないかつての友だちと一緒に食べたたい焼きや連日バスを見逃して見逃して21時過ぎのバスにようやく乗って帰っていたこととか、そういうことを、真正面から受け入れつつも、『認めねえかんな』な自分も心に住んでいるという、二面性を持ち合わせて最近は生活しています、というか、少なくとも今日は、でした

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本当は今日財布を探す旅に出たかったんだけど、忙しいっぽかったのでやめました。友だちに借りたベルばらを2時間くらいぶっ通しで読んでたんだけど、、むちゃくちゃおもしろい、、、、いや、、、、AKIRAの方がページをめくる手が止まらない度は高い、でもオスカルの「女でありながら男として生きることの苦悩」とか、なんだかもう、登場人物全員可哀想、みたいな、誰一人として純粋な幸せを手に入れていないというところがむなしさを呼びます、主人公のマリー・アントワネットも、むちゃくちゃ贅沢な暮らしをしていてもやはり政略結婚させられたために結婚生活に愛がなくて、満たされなくて、本当に好きな人と出会っても決して結ばれることはなくて、みんな愛に飢えている、ベル薔薇の世界の人たちは、みんな愛に飢えている

友だちは「少女漫画だからほとけは苦手かも」みたいなこと言ってたけど、少女漫画というよりか、濃い人間ドラマを見ている感じです、ちゃおに載ってるような感じではないので許せる

昭和の漫画なのでギャグが昭和だったりびっくり顔で目が☆になってたり、絶世の美女とされるマリー・アントワネットでさえもデフォルメシーンではひどい顔になってたり、の割にはロマンティックシーンでは薔薇が舞うしいちいち「ああ、あなたはなんて、、、」的な台詞はむちゃくちゃ詩的だし、時々「和歌の現代語訳か?」と言いたくなるような言い回しが出て来たり、なかなか振り幅がでかいな!という感じですが、それもまた新鮮でおもしろいです。しかし「恐ろしい子、、、!」的な場面ではないのにちょこちょこ登場人物の黒目がなくなるのはなぜなの

あと登場人物がみんな気高いというか、自尊心が鬼高い。現代人の友だちを想像する限りでは「わたしなんか、、、」という人が多いのですが、ベルばらの世界に『わたしなんか』という言葉はない、階級社会というのもあるんでしょうけど、権力と地位と容姿が絶対主義的な世界で、序盤ではおてんば娘だったマリーもフランス王太子妃になった途端自分の持った権力や地位を実感して、自尊心というか、気高さというか、そういうものがむちゃくちゃ芽生えていて、すごいな、と思いました、心の中で思ってることがそのまま書かれているので、「まあこんないやしい女がわたしをそんな目で見つめて!」的な、かなりゲスいことも彼女は思ってるんですけど、でもフランス王太子妃ともなれば、それも必要な思想(?)なのかな、と思いました、王族に怪我させただけで死刑みたいな世の中だもの、誰にでも慈悲深いのではだめなのね

総集編みたいなでかくて1000ページくらいあるバージョンを借りたので(全2巻)、今原作で言うとどれくらい読み進めたことになっているのかわかりませんが、とりあえず1巻読み終えた感じではオスカルが一番好きです。オスカル、レディなんだよなあ、すごいカッコイイし強いし素敵なんだけど、レディなんですよね、なんというか、、、気高く美しい女、という感じ、ロザリーもかわいいけど

あとね~~作画がすごい、マリーと出会った当初はとってもいい人だったのにその優しさに付けこんで悪さをする女が出てくるんだけど、だんだん悪い顔になっていくの、意地悪な女は意地悪な顔に描いている、書き分けがすごいなあと思った、ちなみにベルばらを読んでから鏡を見ると自分の顔の平たさが目立つ

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今のところそんな感じです。お風呂入ってから続き読むぞ!ウオ~~~小説も読まなきゃだし忙しいな、二葉亭四迷浮雲、学校で借りてこようと思ったのに辞めてしまった、二葉亭四迷って「くたばってしめぇ!」って師匠か誰かに言われてそのままそれをペンネームにしたんですって、カッコイイよね

とりあえずあしたもお出かけなので行くところを吟味する!読んでくださってありがとう、また明日~~