読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

20170125:AKIRA

メルカリで注文していた漫画『AKIRA』が届きました。昨日から今日に掛けて全巻読破したんですけど、全6巻なのにすごい熱量で読むのに各1時間くらい掛けてしまった、ものすごく面白かったです、、、、疑問点などもあるので、細かくレビューします

(AKIRAもそうなんだけどNARUTOのネタバレも含まれているので、未読でこれから読む予定のある方はお気を付け下さい)

~~~~~~

わたしは元々ジャンプで連載されていた『NARUTO』の大ファンだったのですが、作者の岸本先生がAKIRA好きっていうのを「兵の書」というNARUTOのオフィシャルファンブックで昔々読んでいて(ちなみにこのシリーズは臨兵闘者皆陣列、、、の順番で出ているのだけれど、皆までしか持っていない、それ以降は大好きないぬまるだしっを打ち切りにしたジャンプに失望して読むのを辞めてしまったのだった)、そこで初めて『AKIRA』の存在を知りました。あれは~~たぶん小4かなあ、当時は全然興味がなかったので、高3の今になって読んでいるというのはすごい、なんというか、縁を感じます

今こうしてAKIRAを読み終えてNARUTOの絵柄を思い出すと、初期はキャラがデフォルメされていない感じでAKIRAに近かったし(兵の書に載っている新しい漫画の構想イラスト、ほぼAKIRAです)、後半でもペインの神羅天征で木ノ葉の里が崩壊するシーンとか、ネオ東京がAKIRAの力によってボロボロにされるシーンに近い物を感じて、あ~やっぱ、影響受けてんだなあ~と思いました。岸本先生も絵むちゃくちゃうまいけど、構図の凝り方もなんとなく似てますよね、あれ、わたしだけかな、そう思います、わたしは

~~~~~~

なんだかNARUTOの考察になってしまった。AKIRAの話です。ざっくり言うと、AKIRAで描かれているのは、1982年に第三次世界大戦が勃発し、38年の時を経て復興した2019~2020年の新首都・ネオ東京でのお話。あらすじを話すと長いので気になる方はWikipedia見てください(職務放棄)。むちゃくちゃ縮めて言うと、第三次世界大戦のもとになったと言われていたのは新型兵器の投下だったんだけど、実はそれはアキラっていう人間兵器で、それの所有や処分やその他諸々を巡る人間(序盤で人間兵器にされる鉄雄含む)たちの戦いが描かれています。

普段あんまり漫画を読まないのでアレですが、続きが気になって気になってページをめくる手が止まらない、みたいな現象が起きたのは久々のことでした。ジャンプを読んでいた時は結構あったけど、読み終えて一息ついたら何時間も経っていてすごくびっくりした。連載当時は遠い未来だった2019年が、今や2年後に迫っているというのは、すごいことです。エヴァンゲリオンにも同じ感傷を抱く。

結構前に映画版を観たときは、なんだかストーリーもよくわからないまま、ただ「作画すごい、音楽カッコイイ」と思って見ていたけど、こうして漫画版もきちんと読むとストーリーもむちゃくちゃおもしろい。アキラを巡っていろんな人が入り乱れて戦うあたりとか、終盤のミヤコ教VS大東京帝国あたりは、米軍とかも絡んできたのでカオスだった、ていうか鉄雄が人間の形を留めなくなった時点でカオスなんだけれど

カオリちゃんだけが純を保っている感じで切なかったですね。純というか、なんというか、人間の欲望的なものから乖離しているというか、最後こそ殺されそうな鉄雄を助けようと思って走り出して結果撃たれちゃうわけだけど、かなしかったな

アキラやナンバーズの子どもたち、鉄雄の持つ凄まじく破壊的な、街一個沈めちゃうような力っていうのは、決してすごく珍しい発想ではないというか、絶望的に強いっていう設定は別に物珍しいものではないかなと思うのだけれど(当時は奇異だったのかも)、実際街一個沈めている様を描くのってむちゃくちゃな労力が必要ですよね。読んでいても線がすごく細かくて、全部が全部大友先生が描いたわけじゃないだろうけど、綺麗に整えられたビル群を描くよりも荒廃した土地(まっさらではない)や破壊された建物群を描くのってたぶんすごい大変だったと思うのに、それを後半3巻ぐらいぶっ続けで描九のは本当にすごいと思った、あと街の地図が頭の中に入ってないと読んでても(ここどこだ????)ってなる、相当設定練ったんだろうな、と思います、読み終えたて・予備情報0で喋ってるので、全然そんなことなかったら恥ずかしい、でもマジスゲーと思いました、語彙力です

あとナウシカちゃんと見たことないんですけど、鉄雄の過去の記憶を金田が見ているところ、ラン、ランララランランランのシーンっぽいなと思いました、鉄雄が泣いてるの可哀想だった、う~~~~~~~~~~~~だめだもっかい読みたい~~~~

でも結末だけはやっぱりわからなかった、大きなビルがいっぱい建っているのは、金田達新しい世代が復興させていくことを暗示しているんだろうとは思うんだけど、大東京帝国AKIRAを作る意味はあるか?ということ、「アキラは俺たちの中にまだ生きている」的なせりふの意味、う~~ん、、、

米軍から「この救護活動は政府にも支援されているんだぞ!」というような言葉もありましたが、政府は機能してたんかい、という感じ、シン・ゴジラ然りだけど、どうしてもものすごい話を読む(観る)となんていうか、主人公以外の人たちの生活が気になってしまう、一般市民として紛れ込んだらたぶん「ああもう早く死んじゃいたい」って思うだろうな、と思った、あの時東京以外の地域はどうなっていたんだろう、近いうちに来るであろう東海大地震で東京が壊滅した時、北海道もほかの地域もきっと食糧不足などに陥るだろうし、直接瓦礫の下に埋まることはなくても、やっぱり備蓄は必要だな、と思ったりもした、あと米軍が食料を配給に来たときは、GHQ占領下の日本を見たような感じがしました、まとまんねえ、大佐とおばさんがどんどんかっこよくなっていくのがよかった、あとは~~~そうですね、大東京帝国の件とか見てて思ったけど、戦時中って漢字いっぱい使ってカッコイイ感じ出しますよね、結構漢字の羅列を見てうきうきしちゃうタイプなので怖い、アキラを巡る話と銘打ってはいるけれど、戦時下の日本やなんかを風刺しているというか、そんな風にも感じられました

アレに似ているこれに似ている、って浮かぶのは、後世にできた作品が多かれ少なかれ影響を受けているからなのでしょうね。偉大な作品です、なんだか全然、まとまらないけれど、せっかく手に入れられたので、これから何度も何度も読み返そうと思います。装丁もむちゃくちゃかっこいい、売ってくださった方に感謝です( ;∀;)ありがとうございました。amazonとかでも買えるので、皆さんも興味があったらぜひ!読んでみてください。おわり!