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20161012:ヒップホップの初期衝動

こんばんはほとけです。今日もよく生きた。

昨日は音楽において革新的な経験をしました。先日TSUTAYARHYMESTERの「Bitter,Sweet&Beautiful」を借りたのですが、これがむちゃくちゃ良かった~~~。

Bitter,Sweet&Beautiful

Bitter,Sweet&Beautiful

 

 今まで曲聴きながら積極的に歌詞読んだりインタビュー読んだり、しなかったんですけど、やってみると全然違う曲に聞こえますね。アーティスト側はそりゃ、大抵は何かしら伝えようとして曲を書いていて(ヒップホップは特にかもしれない)「あっこれこういうことだったんだ~!」っていう感動、感激、すさまじかった。

アルバムの中に「Kids In The Park」という曲が収録されているのですが、

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Kids In The Park feat.PUNPEE - RHYMESTER - 歌詞 : 歌ネット

この曲ね、パッと見では「キッズの歌?かわいい~~」って感じなんですけど、ていうかこの感想、ちょっと安直すぎる感じはしますけど、あんまり考えて曲聴いてなかったのでそんな感じだったんですけど、けどが多すぎるんですけど、インタビューを読むと感想が180°変わる!

www.cinra.net

こちらインタビューです。宇多丸さんがこういうことを言っています。

風営法の問題にしてもそう。我々がクラブは健全な遊び場だとアピールしてる理由は、そこには普段の昼間の生活とは違う正しさもあるわけですよ。夜にお酒を飲んでバカをやったり、エンターテイメントに逃げ込む必要だってあるだろうし。

これを読んで改めてKids In The Parkの歌詞を読むと、子どもは大人に、公園はクラブに置き換えられるんじゃないかしらと思って、そう考えるとこのインタビューを読まなければそういう風には受け取らなかったわけだし、下手すりゃ歌詞読まなかったと思うし、アーティストの発信をきちんと受け取る、というのは、大事なことなのかもしれない、と思いました。それが正しいとか正しくないとか、そういうことではないし、音楽の楽しみ方は自由だけれど、アルバム構成もむちゃくちゃ考えて歌詞もむちゃくちゃ時間をかけて曲もむちゃくちゃ練って練ってみんな考えているのに、きちんと受け取ることもせず消費していくこと、好きな曲だけ抜き出してiPodに入れてしまうこと、それってもしかしたらすごく失礼なことなのかも、と思ったりも、しました

RSRでスチャダラ見て以来ヒップホップづいているのですが、この感じだとさらにハマりそうです。ていうか日本語ラップの創始者ということでいとうせいこうとか口ロロとか聴きまくっているんですけど、なんか、やばいぜ、かなりかっこいいぜ、ただこのかっこよさを共有できる友だちがあまりいないことだけが悔やまれます、聴いて、何も言わず聴いて


いとうせいこう TINNIE PUNX - 東京ブロンクス

「寝過ごしたと思ってドアを開けたら東京はなかった」ってすごいですよね、「東京はなかった」の後に少し間が取られるのも、聴いている側の驚き時間を取ってくれているような気がします、もしくは「ない!」ってなってる本人の驚き時間、なのかも

ていうかこれが80年代には出来上がっていて、今でも全然古さを感じさせないんだからすごい、名曲は色あせないって言うのは本当です、いやほんと、ただのビットワールドおじさんだと思っていたのに、いとうせいこう、すごい


□□□(クチロロ)/00:00:00 short ver.

イヤホン付けて聴いて下さい、凄まじい、全編通してすごいんだけど特に1:39あたりからの「電話が鳴る、少しためらって取る、懐かしい声、」に続く部分が透明、解き放たれていくようです、途切れる文脈も時報の音も心地よい、最高です


口ロロ Tokyo

身の回りの音をサンプリング(というの?)しているという点では先ほどの曲と同じ、なのだけれど、これはもう少しメロウ~。カタカナ語、使いたくなって使っちゃうけど、合ってる?って不安になりますね、でも、メロウだ、メロウです

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ヒップホップの初期衝動~!序盤でせいこうさんが「始まりは米軍放送」的なこと言っていますが、RHYMESTERの「ガラパゴス」という曲にも通ずる部分があって、

海の向こうに憧れた極東のKids

イビツな進化 遂げてきたこのFlowとBeats

という歌詞があります、せいこうさんが先駆者として始めた日本語ラップ、わたしからすればライムスターもせいこうさんも何回りも年上で全然近い存在ではないけれど、ヒップホップに出会ったころのせいこうさんやライムスターの面々や、まだ青年の彼らが目を輝かせながら胸をときめかせながらヒップホップに触れていったことを思うと、なんだかすごく愛おしくなります。みんな同じ道を通っている、わたしもまた、彼らの曲を聴いて胸をときめかせている、時代は巡っている、と思わされます

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去年か一昨年か、「ニッポン戦後サブカルチャー史」という番組がNHKで放送されていました。そこでいとうせいこうさんが所属していた「ラジカルガジベリビンバシステム」が紹介されていて、そこでもせいこうさんはラップをしていて、その頃はRIP SLYMEは聴いていたけれど『ヒップホップ』に特別な魅力は感じていなくて、今、時が過ぎてYMOだとか聴くようになって、スネークマンショーについて調べたりしているうちにまたもやラジカルガジベリビンバシステムが出てきて、WOWOWで録画して見たシティボーイズなんかも出てきて、「あ、全部つながっている」と思った、80~90年代のものを聴いていけばそりゃつながっているのは当たり前っちゃあたりまえなのですが、すごいことだなと思います、無意識に聴いてきた触れてきたものたちがつながっている、なんだかそれに強い感動を覚えています

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で、凄まじく感激していたのが、昨日の話です。今日はその調子を引きずってか、ずいぶん元気です。前にも言ったように思うけれど、落ち込むとやっぱり、内に内に沈みがち。だけれど、音楽はわたしを広い世界に連れて行ってくれます、「こんなことしている場合じゃない!」と思わされるくらい、音楽の世界はかなり広大!自分の世界の外にはまだこんなにも広い世界がある、と、意識として認識できていれば、しばらくは大丈夫な気がします。がんばろう。今日はそんな感じ!熱意だけで書いたので、文章破綻していたらすみません。では、おやすみなさいませ。