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20160807:キッドナップ・ツアー

今日は新井浩文が出るって言うので録画していたNHKドラマの「キッドナップ・ツアー」を観ました。妻夫木聡が主演で、ダメ親父役でした。新井さんちょぴっとしか出ていなかった。。。でもすてきでした。かわゆい。

原作は角田光代の同名小説で、両親が離婚した小5のハルが、夏休み初日、父に誘拐され旅に出るという内容。波瑠ちゃんかわいかった。満島ひかりは地でトットちゃんなんだなあと思った。

大人びていてしっかりしたハルちゃんと、子ども臭くてダメな親父。ハルちゃんのお母さんの描写はそんなに多くなかったけれど、子どもは親を見て育つので、母の父に対する態度がそのまま娘にも受け継がれているのだろうと思った。ハルちゃん、親父のあまりのダメっぷりや身勝手さに耐えきれなくなって、途中で本当の誘拐のふりをして警察沙汰になったりもしたけれど、彼の築いてきたいろんな人たちとの関係、そして彼自身に触れて、段々心を開いて行って。。

印象的なのが、電車に乗って帰る途中にハルちゃんが「あんたたち親の身勝手でわたしはきっとロクでもない大人になる!!!」と父に怒るシーン。

電車を降りて父は「俺は確かにロクでもないけど、でもそれは誰のせいでもなくて俺のせいだ、ハルがロクでもなくなったら、それも誰のせいでもなくハルのせいだ」とハルに言って、怒り慣れていない人間の怒り方、叱り方、諭し方、で、でも彼なりの考えや精神がきちんとあるのだと思った。満島ひかり演じる「ノリちゃん」は親父の元カノで、作中で彼のことを「相変わらず魅力的」と評しているのだけれど、つまりそういうことなのだと思った。確かに彼はかなり適当でおおざっぱで、別れてしまったハルの母とは馬が合わなかったのかもしれないけれど、魅力的と感じる人もいる。自分の中に曲げちゃいけない芯をきちんと持ち合わせていた人だったのでした。きっと彼はロクでもなくないのだ、ロクでもなくないからいろんな人が助けてくれたのだと思う

作中で、親父はハルちゃんを元妻(ハルの母)に返す代わりに元妻とある『取引』をしたことになっているのだけれど、その内容が最後まで明かされなかったのが(ん?)って感じでした。勝手に「ハルとはもう二度と会わないから最後に思い切り連れ出させてくれ」的な流れなんだとばかり思っていたのだけれど、そこは原作にも書いていないっぽい?でも親父、別れるときに「またね」と言わなかったし、また会えるならあんなに泣かないのではないかと思う。でも二度と会わないと言ったってあれだけの思い出を作ってしまったらきっとハルちゃんも会いたがるし、なんだかんだ会えるんじゃなかろうか、少なくとも成人すれば!しかしそこは描かれていない部分なので、推測してもしょうがない(´・_・`)でもこうして考えたり推測したり、っていうのが、読書や映画やドラマのおもしろいところですよね

NHKのドラマおもしろいなあ。トットてれび久々に観たくなった!以上、かんそうおわり。